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STテレメディア・グローバル・データセンターズ、初の「ESGレポート」を発行

9月 08, 2021
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STT GDC
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シンガポール:2021年11月8日–シンガポールに本社を置く大手データセンターサービスプロバイダーであるSTテレメディア・グローバル・データセンターズ(STT GDC)は本日、同社初となる「環境・社会・ガバナンス(ESG)報告書」を発行し、3つの主要なテーマを柱とした同グループのアプローチ、プログラム、実績について包括的に紹介しました。具体的には、脱炭素化、安全・安心で個々が活かされる職場、倫理的で責任ある事業運営、の3つの柱が含まれます。

 

「グローバルに展開するデジタルインフラを実現する企業として、当社は気候変動により、エネルギー効率の最適化、責任あるエネルギー調達、資源消費の最小化の必要性が一層高まったことを認識しています」とSTテレメディア・グローバル・データセンターズの社長兼グループ最高経営責任者であるブルーノ・ロペス氏は述べています。「当社は初のESG報告書を発行し、新たな地域に進出する中でも、既存のデータセンタープラットフォームすべてにおいて、信頼性が高く、強靭で、責任あるデジタルインフラを提供するというコミットメントを改めて明確にしました」

 

またSTT GDCは先ごろ、シンガポールのカーボンクレジット取引所、クライメイト・インパクト・エクスチェンジ(CIX)が主催した、高品質なカーボンクレジット・ポートフォリオの試験的入札に参加しました。この入札で同社は2万5,000トンのカーボンクレジットを確保し、シンガポールにおける同社の排出量の約15%のオフセットに成功しています。

 

「気候問題については、多くの企業や消費者の間で関心が高まっています。シンガポールが持続可能な開発を推し進める中、エコシステムが一丸となって影響を与え、ポジティブな変化をもたらすことが不可欠です。私たちのビジネスにとって、持続可能性は常に中核となる優先課題であり、当社は2030年までにデータセンターの運営においてカーボンニュートラルを実現することを公約しています。CIXの第1回入札は、当社のグローバルESG戦略の一環として、変化をもたらす絶好の機会であると考えています。私たちは同じ志を抱く組織と協力して市場を強化し、率先して将来世代のために恒久的な変化をもたらすことを期待しています」とロペス氏は述べています。

 

「2020年ESGレポート」のハイライト

 

脱炭素化

 

  • データセンターの運営を2030年までにネットカーボンニュートラルに移行することを表明

  • エネルギー効率:この1年でSTT GDCは、グループ全体でのカーボンフリーエネルギーの使用率43%を達成しました。シンガポールでは、最新のデータセンターであるSTTローヤンに2,000 m2の屋上太陽光発電システムを設置しました。さらに再生可能エネルギーの電力購入契約(PPA)を追加締結し、今後数年の同社インドの事業全体における再生可能エネルギー普及率を32%から51%に引き上げました。英国事業では、再生可能エネルギー調達率を100%とするための契約を更新・拡大しました。

  • グリーンビルディング:新たに建設する建物は、最低基準としてLEED「ゴールド」認証を取得することとします。STT GDCは、タイでは初となるLEED「ゴールド」認証取得のデータセンターを建設。またシンガポールでは、STTローヤン・データセンターでLEED v4「ゴールド」とBCA-IMDAグリーンマーク「プラチナ」との両方の認証を取得しました。

  • 責任ある水資源管理:STT GDCは、継続的に水使用効率化プログラムを実施しており、シンガポールのSTTタイセン・データセンターでの化学物質不使用での冷却塔処理により、およそ7,300m3の環境に優しい水を、環境を汚染することなく下水に排水することができました。インドではSTT GDCが他社に先駆けて、チェンナイに独自の逆浸透膜(RO)プラントを設置。1日当たり40キロリットル(kL)の冷却塔ブロー水の再利用を実現しました。

 

安全・安心で、多様性が尊重され個々が活かされる職場を醸成する

 

  • ダイバーシティ&インクルージョン:STT GDCの経営陣は多様性に富んでおり、2020年には管理職に占める女性の比率は3分の1(32%)となりました。2022年には、ダイバーシティという重要なテーマに関して、さらに戦略的な計画を予定しています。

  • 労働者の権利と安全:当グループが推進する世界水準の環境・衛生・安全(EHS)面での取り組みの一環として、STT GDCは建設事業において重大な事故なく1,040万人時間の労働時間を記録しました。またSTT GDCは2020年には、稼働中のデータセンターにおける労働災害ゼロ、および重大災害ゼロも達成しました。

  • 業界に関わる優れた人材と専門知識を構築する:インドでは2021年にSTT GDCインド・センター・オブ・エクセレンスを開設。現地の学生に将来のキャリアへの道筋を提供し、業界の人材のスキルアップを図っています。

 

倫理的かつ責任ある運営

 

  • 強固なガバナンス:STT GDCでは、全従業員がガバナンス研修を受講していること、さらに全仕入れ先が当グループの行動規範を正式に遵守していることを確認しています。

  • 地域社会の育成:2018年に始まった「ラクパティ・イニシアティブ」は、地元コミュニティ中心のアプローチで、STT GDCは農家のフィードバックに基づいた、実用的なインフラを構築しています。開始以来、このプログラムに参加したインドの1000世帯以上に対し、持続可能な収入を得られるよう支援しています。

 

STT GDC初の「ESGレポート」は2020年1月1日から12月31日のグループ会計年度に基づいて作成され、この期間にSTT GDCの支配下にあったすべての事業(データセンターおよびオフィス)を対象としています(シンガポール、インドおよび英国)。レポートの全文はこちらからご覧ください。ESGに関する取り組みの詳細はこちらをご覧ください:sttelemediagdc.com/esg

 

STテレメディア・グローバル・データセンターズについて

シンガポールに本社を置くSTテレメディア・グローバル・データセンターズは、最も急速に成長を遂げている有数のデータセンタープロバイダーです。シンガポール、英国、インド、中国、タイ、韓国、インドネシア、日本など、世界の主要なビジネス市場に140以上のデータセンターを展開するSTT GDCは、このグローバルなプラットフォームを活かし、お客様の現在および将来のコロケーションニーズに最も適した、クラス最高の拡張性と柔軟性を備えたデータセンターソリューション、接続サービス、サポートサービスを提供しています。詳細はウェブサイトをご覧ください:sttelemediagdc.com

 

メディアからのお問い合わせは下記にご連絡ください
STテレメディア・グローバル・データセンターズ
チョウ・イー/クリスティーナ・コー
電話:+65 9784 6406
Eメール: yi.chow@sttelemediagdc.com christina.koh@sttelemediagdc.com

 

ホフマン・エージェンシー(STテレメディア・グローバル・データセンターズ代理人)
電話:+659023 5805
EメールSTTGDC@hoffman.com

 

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