ニュース STテレメディア・グローバル・データセンターズ、「2021年ESGレポート」を発表。持続可能なデジタル経済の推進に向けた取り組みを詳しく紹介 Sep 26, 2022 STT GDC シェアする Link copied! STT GDC、初の報告書を踏まえ、グループ全体で再生可能エネルギー使用率44%を達成 シンガポール – 2022年9月26日:シンガポールに本社を置く大手データセンターサービスプロバイダーであるSTテレメディア・グローバル・データセンターズ(STT GDC)は本日、「2021年環境・社会・ガバナンス(ESG)レポート」を発行しました。このレポートは、STT GDCのESG目標に対する進捗状況 や初回レポートで掲げたESGの3つの柱(脱炭素化、安全・安心で個々が活かされる職場、倫理的で責任ある事業運営)についての目標を中心にまとめています。 気候変動問題の規模がかつてないほど拡大し緊急性を増す中、STテレメディア・グローバル・データセンターズの社長兼グループ最高経営責任者であるブルーノ・ロペス氏は、持続可能なデジタル経済の構築に向けたグループのコミットメントを改めて表明しました。「ESGレポート第2号は、持続可能なデジタルインフラのリーダーを目指す当社の取り組みが大幅に前進したことを反映しています。私たちは、増え続けるデータと情報の接続や保存、共有に対する消費者の需要に応えるべく事業を成長させる一方で、人と地球への配慮を保ち続けなければなりません。私たちは、長期的な脱炭素化目標に対するこれまでの前進、とりわけ責任ある資源管理を推進してきたことを大変喜ばしく思っています。当社のESG目標は事業戦略と合致しており、今後も世代を超えてお客様や地域社会を改善し、持続させる社会的価値を引き出すことができると自信を持っています」。 またSTT GDCは先日、サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワークを策定し、持続可能性に関連した金融ソリューションの発行が可能になりました。このフレームワークは、厳正な主要業績評価指標(KPI)と持続可能性業績目標(SPT)に基づき、持続可能性へのコミットメントを後押しするものです。 「当社のESG戦略は、すべてのステークホルダーに利益をもたらす社会的価値を、いかにして引き出すかについて熟慮した上で策定されました。この1年で多くことを達成しましたが、私たちは、報告書作成に向けて進歩的なアプローチをとり、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に沿って、業績と目標に関する情報開示を増やしていきたいと考えています」とロペス氏は述べています。 「2021年ESGレポート」のハイライト: STT GDCが昨年発行した初のESGレポートの主要な項目は、2030年までにネットカーボンニュートラルを実現するという目標に向けたグループの進捗状況を測定するための各種指標の設定でした。主な指標には、売上高100万ドル当たりの二酸化炭素排出量に相当する炭素強度、電力使用効率(PUE)、水使用効率(WUE)などが含まれます。今年の報告書によると、世界各地で事業を展開するグループ全体の炭素強度は前年比で12%減少し、2020年実績と比べてPUEは4%、WUEは18%改善しました。 環境への影響: STT GDCは、事業の脱炭素化を進め、2030年までにネットカーボンニュートラルを実現することを宣言しています。その達成に向け、グループは次のことを計画しています。 革新的な冷却とエネルギー効率化のソリューションを推進 カーボンフリーな電力供給源の割合を拡大 カーボンクレジットの購入と償却 効率的な資源管理 STT GDCのシンガポール事業は、クライメイト・インパクト取引所(CIX)初のオークションで購入した2万5千トンのカーボンクレジットを償却済。 STT GDCはインドにおいて新たに再生可能エネルギーPPAを締結し、グループ全体の再生可能エネルギー利用率44%を達成。 炭素強度は前年比で12%改善。 燃料消費は2020年から2021年で21%減少。 グループでの電力使用効率(PUE)は、前年比で4%減少。 グループでの水使用効率(WUE)は前年比で18%改善。 社会への影響: STT GDCは、世界各地で展開する各事業において安全衛生管理システムを導入済。地域横断の継続的改善プログラムの一環として、当グループは共通のグローバルスタンダードを採用し、安全文化、手順、システムの整合を図りました。 グループ最低基準(GMS)を導入し、全拠点において要求事項のすり合わせを実施 建設で記録された合計1,550万時間のうち、重大な労働災害の件数はゼロで、記録災害度数率は0.13。 STT GDCにとって多様な労働環境とは、あらゆる背景の多様性を受け入れ、公正な待遇と無差別が保たれていることを意味します。 STT GDCは、従業員、労働者、地域社会にとって社会的強靭性という面で好ましい影響を与える慣行を導入することで、労働権と人権(つまり公正な労働条件)を守っています。 責任あるビジネス慣行: 倫理的違反行為を防ぐため、企業としてのインテグリティと責任あるビジネス慣行を実践しています。 収賄、リベート、汚職を一切許さない厳格な方針 STT GDCを代表して事業活動を行うすべての人は、当社の方針および腐敗防止に関する法令に則って行動しなくてはならないという要件 STT GDCは、次のようにして倫理的な行動とコンプライアンスを徹底します。 毎年、全レベルの従業員に対して、腐敗防止と倫理に関する研修およびコミュニケーションプログラムを継続的に実施 取引先や仕入れ先においても、当社の行動規範の遵守を徹底 最高レベルの行動基準を保つため、すべての従業員は、不適切な行為や倫理に反する行動を知りえた場合には、一切の報復措置を恐れることなく報告する権限が与えられ、またそうすることが推奨されています。 STT GDCの「ESGレポート」は2021年1月1日から12月31日のグループ会計年度に基づいて作成され、この期間にSTT GDCの支配下にあったすべての事業(データセンターおよびオフィス)を対象としています。 STテレメディア・グローバル・データセンターズについて シンガポールに本社を置くSTテレメディア・グローバル・データセンターズは、最も急速に成長を遂げている有数のデータセンタープロバイダーです。シンガポール、英国、インド、中国、タイ、韓国、インドネシア、日本、フィリピンなど、世界の主要なビジネス市場に170以上のデータセンターを展開するSTT GDCは、このグローバルなプラットフォームを活かし、お客様の現在および将来のコロケーションニーズに最も適した、クラス最高の拡張性と柔軟性を備えたデータセンターソリューション、接続サービス、サポートサービスを提供しています。詳細はウェブサイトをご覧ください:sttelemediagdc.com メディアからのお問い合わせは下記にご連絡くださいSTテレメディア・グローバル・データセンターズ チョウ・イー/クリスティーナ・コー電話:+65 9784 6406Eメール: yi.chow@sttelemediagdc.com / christina.koh@sttelemediagdc.com ホフマン・エージェンシー(STテレメディア・グローバル・データセンターズ代理人)電話:+65 8228 3665Eメール: STTGDC@hoffman.com