STテレメディア・グローバル・データセンターズとベイシスベイ、クアラルンプールとサイバージャヤにデータセンターを合弁建設へ

クアラルンプール（マレーシア）：2023年11月2日 – 最も急成長を遂げている世界有数のデータセンタープロバイダーであるSTテレメディア・グローバル・データセンターズ（STT GDC）と、持続可能なクラウドおよびグリーン・データセンターの大手プロバイダーであるベイシスベイは、マレーシアのクアラルンプールとサイバージャヤにおけるデータセンター・プロジェクトの開発・建設・運営を行う合弁会社を設立すると発表しました。

この新たな合弁会社は、マレーシアの首都クアラルンプールから約30キロに位置するサイバージャヤへの同社初のデータセンター・キャンパスの建設を計画しています。新データセンター・キャンパスの3エーカーを超える敷地には2棟のビルが建設され、20メガワット近くの電力容量を供給する予定です。マレーシアにおけるデジタルインフラに対する需要の高まりを受け、同社では国内でのさらなる事業拡大に向けた新たな事業機会の開拓にも積極的に取り組んでいます。

1棟目の「サイバージャヤDC.2」は、「Rated-4」認証の高いセキュリティを備えたエコ・グリーンなプレミアムデータセンターです。施設はセキュリティと持続可能性の世界基準に対応しながら、周辺の自然環境にも配慮し設計されています。このデータセンターは主に国内外の銀行、金融機関、政府機関など、極めて重要な基幹業務分野の顧客向けで、2024年中の稼働開始を予定しています。

2棟目の「STTクアラルンプール1」は、ハイパースケール分野の顧客向けにサービスを提供します。第1期の建設は数カ月以内に着工され、2025年までに竣工となる見込みです。

このベイシスベイとSTT GDCの戦略的合弁事業は、国内直接投資（DDI）と海外直接投資（FDI）を組み合わせた独自のパートナーシップです。国内面では、ベイシスベイが現地の情勢や法規制上の細部にわたる深い理解と、企業顧客とのネットワークを含む現地での有益な人脈を提供します。ベイシスベイはマレーシアで最初にキャリアニュートラルのデータセンターを設立したベンダーの1社として27年以上の実績を誇り、現在はグレンマリーとサイバージャヤにそれぞれ1つずつ、合計2つのデータセンターでコロケーションサービスとデータセンター・マネージドサービスを提供しています。

STT GDCは10の地域で85のデータセンターを展開しており、同社からの海外直接投資は、グローバルな専門知識や国際基準、ベストプラクティス、先進技術と、世界的なプラットフォームにおけるハイパースケール顧客を含むより大きな市場へのアクセスをもたらします。

「この独自のハイブリッド型合弁事業を通じ、私たちは、めまぐるしく変化し成長を続けるデータセンター業界にダイナミックな領域を、とりわけマレーシアにおいて創出していきます。今回の提携は、ハイパースケーラーのボリュームとスケールの要件を満たすとともに、金融機関などの超高可用性を求める高度なニーズにも対応できる戦略的な位置づけとなっています。また、データ主権をめぐる懸念に対処すべく、そのために不可欠な地元企業の参加と管理を強く意識したものでもあります。ベイシスベイは高品質なクラウドサービスを提供しており、今後も金融機関向けに特化したデータセンター・サービスのプロバイダーであり続けます」と、ベイシスベイのエグゼクティブ・チェアマンを務めるダトー・プラバ・シアガラジャ氏は述べています。

「STT GDCが持つ最高水準のデータセンター運営に関する専門知識、責任感と信頼性の高さ、そして再現可能なプロセスに基づいてグローバル・プラットフォームを構築する姿勢は、ベイシスベイが国内で築き上げてきた運営実績と大いに合致します。私たちは、国内有数のデータセンタープラットフォームを構築できると確信しています。この戦略的事業により、当社のグローバル・データセンター・プラットフォームに新たに重要な市場が加わるだけでなく、東南アジアにおける当社の基盤が強化され、このダイナミックに高成長を遂げる地域にさらに深く根を下ろすことになります」と、STT GDC東南アジア最高経営責任者を務めるライオネル・ヨー氏は述べています。

「ベイシスベイとSTT GDCの合弁会社は、マレーシアに世界クラスのハイパースケールデータセンター施設をもたらし、サービスへのAI融合に重点を置いていきます。また、データセンター業界における地域および世界的な需要に対応するため、現地の優れた人材を育成するセンター・オブ・エクセレンスの設立も予定しています。MDECの使命は、デジタル経済を推進し、マレーシアのDXを加速させることです。マレーシア・デジタル（MD）のような国家戦略的イニシアチブを通じてイノベーションを育み、企業に力を与え、デジタル・インクルージョンを実現するデジタル・エコシステムの構築に尽力していきます」と、マレーシア・デジタルエコノミー公社（MDEC）の最高経営責任者を務めるマハディール・アジズ氏は述べています。

STT GDCとベイシスベイ、マレーシアのサイバージャヤとクアラルンプールにデータセンターを建設する合弁会社の設立を発表。左から：ラジャン・セルニワッサン氏（ベイシスベイ・データセンターズCEO）、ダトー・プラバ・シアガラジャ氏（ベイシスベイ エグゼクティブ・チェアマン）、ズアイダ・アブドラ女史（MIDAサービス部門エグゼクティブ・ディレクター）、マハディール・アジズ氏（MDEC CEO）、ブルーノ・ロペス氏（STT GDC社長兼グループCEO）、ライオネル・ヨー氏（STT GDC東南アジアCEO）

さらにMDECとMIDAは、このハイブリッド型投資の実現に向けてデジタル・インベストメント・オフィス・プラットフォームのもとで緊密に協力し、データセンター投資の一元化窓口として必要なサポートを提供し、投資家にエンド・ツー・エンドの円滑化をもたらしています。

新しく強化された枠組みにより、マレーシア・デジタルは、さまざまなMD触媒プログラム（PEMANGKIN）の導入と実施を通じて国家のデジタル能力を変革し、デジタル経済の活性化を目指しています。マレーシア・デジタルは全般的な触媒として、2025年までに国内総生産（GDP）の25.5%を達成するという目標を推進しており、この目標を上回る見込みとなっています。

今回の提携により、STT GDCは東南アジアにおける拠点を拡大し、この地域におけるデータセンター・ソリューションのトップ・プロバイダーとしての地位を強化し、DXイニシアチブを支える信頼性と強靭性を持った責任あるインフラへの需要の高まりに応えていきます。

マレーシアのデジタル経済市場は著しい成長が見込まれており、2025年にはGDPの25.5%を占める340億米ドル規模になると予測されています^[1]。国内ではすでに多くの地元企業が活況を呈しており、デジタル・エコシステムの急速な拡大に貢献しています。この成長を促進しているのは、96.8%という高いインターネット普及率で、この数字は国民の約3,300万人に相当します。特にマレーシアのインターネット利用者の67%以上を占める35歳未満の層が牽引役となっています^[2]。

STテレメディア・グローバル・データセンターズについて

急成長を遂げる有数のデータセンタープロバイダーであるSTテレメディア・グローバル・データセンターズ（STT GDC）は、世界がつながるためのデジタルエコシステムの要となるグローバルプラットフォームを提供しています。持続可能なデジタル化の未来を牽引するSTT GDCは、シンガポール、英国、ドイツ、インド、タイ、韓国、インドネシア、日本、フィリピン、マレーシアで事業を展開しており、あらゆる地域において、企業の成長のための優れた基盤を提供しています。詳細はウェブサイトをご覧ください：https://www.sttelemediagdc.com/

ベイシスベイについて

ベイシスベイは、エコ・グリーンなプレミアムデータセンターとクラウドのトッププロバイダーとして、マレーシア国内および世界規模でミッションクリティカルな金融機関にサービスを提供しています。設立は1996年。優良エンタープライズITインフラの分野で27年を超える実績を有しています。顧客は300社を超え、銀行や金融機関がその約80%を占めています。拠点は世界22カ国、50カ所に及び、創業以来、SLA無違反を誇ります。2009年にはアジア初となるグリーン・データセンターを建設。以来、この施設はこの地域の他のグリーン・データセンターの見本となっています。持続可能性と腐敗防止を念頭に、「クリーンIT」を提唱。環境への影響を最小限に抑えながら最大限の効率を実現する「グリーンIT」ソリューションを可能にする包括的なアプローチを展開しています。詳細はウェブサイトをご覧ください：https://basisbay.com

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STテレメディア・グローバル・データセンターズ

チョウ・イー／クリスティーナ・コー

電話：+65 9784 6406

Eメール：yi.chow@sttelemediagdc.com / christina.koh@sttelemediagdc.com

ベイシスベイ

シーカ・パトナーヤク

電話：+60126656630 / +60126936250

Eメール：sikha.p@basisbay.com / bavani.s@basisbay.com